テレビを見ているとよく、「第3のビール」といった言葉をよく耳にします。
とはいうものの、実際にどんなビールを「第3のビール」と呼んでいるのか、いまいちわかっていない方も多いのではないでしょうか?
また、「第2のビール」はないのかな?とか「第4のビール」はないのかな?というのも気になったので調べてみました!
簡単に結論だけまとめると、
- 「第3のビール」;麦芽を使っていない
- 「第2のビール」;麦芽が3分の2より小さい
- 「第4のビール」:リキュールのを含有している発泡酒
を意味しています。
気になる方はもう少し詳しい解説を書きましたのでご覧ください!
Contents
第3のビールの定義は「麦芽を使っていない」こと
第3のビールと呼ばれるものは2種類あります。
- 原材料に麦芽を使っていないもの
- 発泡酒に別のアルコールを混ぜたもの
を指します。
一般的にビールと呼ばれているもの(第1のビール)の定義が、「原材料のうち、麦芽が3分の2以上使われていること」なので、第3のビールは普通のビールと比べてかなり異なるものだとわかると思います。
「第3のビール」では麦芽の代わりに、えんどう豆や大豆、とうもろこしが使用されています。原材料としては「第3のビール」はもはやビールではないのですが、うまく風味づけすることで、現在でも人気の飲料となっています。
▼第3のビール「サッポロ 麦とホップ」です
第2のビールの定義は「麦芽が3分の2より小さい」こと
では「第2のビール」は何かと言うと、「原材料に麦芽を使っているけど、その割合は3分の2より小さい」ビールのことを指します。別名、発泡酒とも呼ばれていますね。
このように麦芽の含有割合、及び他のアルコール酒が混ざっているかによって、「第○のビール」になるかが決定しています。
▼「第2のビール」の麒麟淡麗生
「第2のビール」「第3のビール」が誕生した経緯
お酒を販売する際には、酒税というのを納める必要があります。
この酒税が、お酒の種類全てに一定税率でかけられているのではなく、お酒の種類によって異なります。
そして、ビールの酒税は他のお酒と比べて高いのです。
このビールの高い酒税をくぐり抜けるために、「第2のビール」「第3のビール」が誕生しました。
具体的には、ビールと比べて麦芽の含有割合を下げ、ビールの風味を追加した発泡酒(現在の第2のビール)を、飲料会社は開発しました。
この発泡酒はビールと区別されたため、高い酒税を回避し、安い酒税が適用されるようになりました。
しかし2003年、酒税法の改正により、発泡酒の税率が上昇しました。これへの対策として、「麦芽を使っていないけれどもビールの風味がする飲料」を「第3のビール」として開発し世の中に出るようになりました。
つまり、高い酒税を避けるために、麦芽の含有割合を下げてビールの枠を外れてできたのが「第2のビール」「第3のビール」ということになります。
▼「第1のビール」
「第4のビール」もある?
「第3のビール」の定義として、以下のものを紹介しました。
- 原材料に麦芽を使っていないもの
- 発泡酒に別のアルコールを混ぜたもの
この後者である「発泡酒に別のアルコールを混ぜたもの」のことを「第4のビール」と呼びます。
この「第4のビール」では麦芽を含むことができますが、スピリッツを加えているので、一般的な発泡酒(第2のビール)とは区別されています。別名「リキュール」とも呼ばれていますね。
この「第4のビール」という言葉は世の中にあまり浸透していないですが、雑学として知っておくと役に立ちそうです。
要約:「第2のビール」と「第3のビール」の違いは麦芽の割合だ
要約すると、
- ビールの世代を決めるのは「麦芽の含有割合」
- 「麦芽の含有割合」によって酒税が変わる
- 新世代のビールは、飲料会社が酒税と戦った歴史
となります。
「第3のビール」という言葉はよく聞きますが、「第2のビール」については聞くことがほとんどない方も多いと思います。僕もそうでした。
これを機会にぜひ、この知識を他の友人にも広めてみてください。
それでは!
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