「この魔法を手にしたものは必ず成功する」
この文言は、書籍「営業の魔法」のタイトル前半に含まれるタイトル。
いわゆるビジネス本といった感じで、営業職で成功するための「イロハ」が物語調で解説されています。
新入社員の小笠原は営業成績不振で自分を見失い、そんなところにヒョンとスーパー営業マンの紙谷が現れるシーンからスタート。
紙谷が伝授する「営業の魔法」を小笠原は習得し、営業として成長していく様は感動すら覚えます。
この書籍では「営業職で成功したい人」をメインターゲットに据えていますが、実際のところ、営業職以外でも日常的に人に関わる全ての人に役立つ書籍だと感じました。
具体的には、
- 上司と良い関係を築きたい新入社員
- 好きな人とデートの約束を取りたい大学生
- サイトを通じて商品の販売を促進したいブロガー、アフィリエイター
のように、対人関係に悩む全ての方の指針になるかと思います。
本記事では、「営業の魔法」を読んだ僕の感想や、他の方々からの評判・レビューを掲載していきます。
購入しようか迷われている方々の参考になれば幸いです。
Contents
「営業の魔法」の基本情報
「営業の魔法」のあらすじ
新入社員の小笠原は、営業部に配属されてからの半年間、売上げゼロのダメ営業マンだった。自信をなくした彼は、朝礼のあと伏魔殿のような喫茶店に逃げ込み、夕方までの時間をやり過ごす毎日。そんなある日、全身からオーラを放つスーパー営業マン紙谷と出会う。紙谷は二冊のバインダーを巧に操り、瞬く間にお客様をイエスへと導いていた。まるで魔法に掛かったかのように喜ぶお客様の姿を目の当たりにした彼は、スーパー営業マン紙谷に頼み込み、営業についてのレクチャーを受けることになる。そして、一ヶ月半に渡る早朝六時からの実践レクチャーが始まった。紙谷は本物の魔法使いの如く、ダメ営業マンの小笠原に十一個の魔法を伝授する。本当の営業を知った小笠原は、瞬く間にトップ営業マンへと成長していた。しかし、最後の魔法、十二個目を伝えないまま紙谷は小笠原の前から忽然と姿を消す。紙谷の身に何が起こったのか。ダメ営業マンだった小笠原の、「成長」と「トップ営業マンへの道程」をリアルに描いた営業サクセスストーリー、ついに完成。
引用:アマゾン
「営業の魔法」の著者、中村信仁
18才から営業職を歩み30余年が過ぎました。いつも自分に問うてきたことは「収入に見合った仕事をしているか」そして「自分が上司なら自分の下で働けるか」このふたつです。愚痴や不満が溢れそうな時、今でも自分に問いかけています。すると不思議なことに心が平らになるんです。
営業という仕事は折れない心をどれだけ維持できるか……。
だから一緒に頑張りませんか。
辛いし、きつい。
だからこそ勉強し続けて共に乗り越えていきましょう。
私は、私の本を読んで下さる方と共に幸せであることを願います。だから、これからも「営業のシリーズ本」を書き続けます。
著者 中村信仁一般社団法人日本自分史作家育成協会 代表理事
株式会社アイスブレイク 代表取締役
有限会社エスエーシー 代表取締役
ラジオパーソナリティー
人生繁盛永業塾 主宰北海道札幌市在住
公式HP http://www.poji-poji.com引用:アマゾン
「営業の魔法」の私的感想・レビュー
この感想・レビューはブロガー・アフィリエイターとして感じたことを主に書き記しています。
ブロガー・アフィリエイターとは、所有しているサイト上に広告を設置し、その対価を得ている人のことを指しています。
つまり、ブロガー・アフィリエイターは広告を設置しているので、広義の営業職と考えることができます。
営業は物を売るのではない、悩みを解決する手助けをするのである
売れない営業マン小笠原はこう言います。
「営業職とは、お客さんに対して空気清浄機を売り込むことです」
と。しかし、できる営業マン紙谷は全力否定。
「営業職とは、お客さんの悩みを解決する手助けをすることです」
「問題解決を通して、成長の感動を共有する使命があるのです」
と語ります。
そう、営業職というのは、「悩みを解決するのが仕事であって、その延長線上にたまたま自分の商品があると考えろ」ということです。
僕が行なっているブログアフィリエイトのことを考えると、「僕の設置した広告から商品が売れてほしい」と考えるあまり、広告を過剰に設置してしまいがちです。
しかし、それではサイトを訪れてくれた方に「押し売り感」を与えてしまうし、何よりお客さんの悩みに寄り添えていません。
一番に考えるべきは、顧客の問題解決の手助けを行うこと。たまたまその問題解決に適した商品があれば、その商品の広告を設置することができるのだと実感しました。
テクニックよりも、心の在り方が大切
営業もブログアフィリエイトも、顧客になんらかの商品を買っていただかないと利益が発生しません。
なので、利益を得る、利益を高めるために、物を売るための「テクニック・ノウハウ」に魅力を感じてしまいがちです。
しかし顧客の悩み解決に貢献するという観点に立つと、テクニックよりも、心の在り方が大切なのだとわかります。
常に最初にあるべきは「心の在り方」。
それなくしては、人に物を買っていただくことはできないのだなぁと感じました。
「営業の魔法」の評判
▼メルマガも好評
毎朝届く中村信仁『営業の魔法』メルマガによると、
・自信のある人はいつも自分自身の心に笑顔でいる。
・自信のない人は相手に対してのみ笑顔でいる。そうか、ひとくちに笑顔といっても、その違いがあったのか!自分自身に対して笑顔で居られるか。#中村信仁#営業の魔法
— すぎじん@尋ねられ人 (@sugijin1979) January 29, 2019
毎朝届く中村信仁『営業の魔法』メルマガによると、
・自信のある人はいつも自分自身の心に笑顔でいる。
・自信のない人は相手に対してのみ笑顔でいる。
そうか、ひとくちに笑顔といっても、その違いがあったのか!自分自身に対して笑顔で居られるか。
「営業の魔法」は現代必須の社会常識だと思う
「営業の魔法」のなかで、こういった表現があります。
「営業で必要なスキルはすなわち、対人コミュニケーションスキルなのである」
と。
この書籍のターゲットは「営業職」として書かれているけれど、実際に読むべき読者層はむしろ常日頃から対人スキルを磨いている営業職の人ではなく、そういった対人関係構築に疎い人々なのだと思いました。
僕はいわゆる科学研究を行なっている身なのですが、こういった対人スキルを身に着ける機会はありませんでした。だからこそ、周りの人に差をつけられるのだと思います。
書籍からの気づきを生かして、自分の周りの人間関係を整えていこうと思います。
あなたのついている職業が何であれ、人と関わる機会は必須だと思います。
もし人間関係に悩まれていたり、もっと極めたいと考えているのであれば、ぜひ手にとってみてください。