どうも、アーリー出川兵団(@yasushi_crypto)です。
5月の半ば、ゴールデンウィーク明けに学振dc1の書類提出を終えました。
ここでは備忘録もかねて、学振dc1に対してどのように取り組んできたかを記そうと思います。
また口には出しづらいけど多くの人が行っている副業についても記していますので、博士課程に進む学生や忙しい学生必見です。
Contents
学振dc1とは
学振とは、日本学術振興会が提供する特別研究員の制度です。
将来の学術研究を担う優れた若手研究者を養成・確保するという目的のために行われています。
なんと昭和59年から続いているようで、かなり歴史のある奨学金(のようなもの)です。
この学振というものを通過すると、大学院生として生きていくのに必要最低限な金額が支給されます。
具体的には月給20万円と研究費最大年間150万円給付されます。150万円の上限貰える事はほぼないようで、大体70-100万円前後貰えます。
このもらえる研究費というのは書籍の購入やpcの購入に当てられるので、ちょっと嬉しいですね。もちろん研究で使用する前提ですよ。
「博士課程まできて月20万円しかもらえない、さらに授業料を支払わなくてはいけない」、とまぁ決して贅沢はできないシステムとなっています。しかし現状はこの学振をゲットすることが、経済的にも名誉的にも価値あるものとなっているので、博士課程を目指す人はこぞって応募します。
今回は私が学振に提出した際の感想を書こうと思います。基礎情報についてはまた別個で記事を作成する予定です。
学振の準備は早めにはじめるべき
学振の最新申請書書類は提出する年の2月半ばごろに公開されます。ではそのときまで何もせずに待っているだけでよいのでしょうか?そんなことはありません。それは大きな間違いですよ~
今から(6月)でも準備できること、むしろ今しか準備できないこともあるんですよ。来年度学振に応募しようと思っている方は、きちんと最後まで読んでくださいね。
さぁ、では今すぐやるべきことはなんでしょうか?
それは、過去に学振に提出した人の書類をゲットすることです。この過去資料を集めるのは早いに越したことはないんですよね。
なぜ早めに集め始めるのが良いのかというと、もちろん、早く集め始めたほうが多くの人のを集めることが出来る可能性があるからです。
しかし、早く集め始めるべきという最大の理由は他にあります。
それは、学振に落ちてしまった人(将来落ちる可能性のある人)の資料を手に入れやすいからですね。
学振の結果は大体10月中ごろに公開されます。それまでに学振申請書を提出した人をなるべく多く見つけて、申請書を入手しておきましょう。そうすれば自然と学振に落ちてしまった人の書類を入手することが出来ます。
不合格っていうのがわかってから書類を貰うのは、貰うほうとしても貰いづらいし、渡すほうも少しいやですよね。それを回避するための作戦です。
これらの理由から、本格的に学振の結果が発表される前に、過去の申請書をあつめはじることをオススメします。
学振申請書の書き方を勉強しよう
学振の書き方はネットで探すといろいろ落ちています。例えば、以下のリンクのやつは有名ですね。
また書籍でいうと、こちらがオススメです。
私も参考にしたので、是非手にとって見ることをオススメします。書籍だと情報がまとまって手に入るので1冊くらいは持っておいて良いと思いますよ。
で、実際に私が申請書を書く際に気をつけたポイントは、「誰にでもわかりやすく記述する」ことですね。
審査員が申請書の内容に詳しいというケースはほとんど無いようなので、なるべく簡潔に書きました。また図解を用いることで、自分の親でも分るような書類にしようと心がけていました。
あとは1ページ目2ページ目は相当力をいれましたね。時間がない審査員は1ページ目しか読まないというケースもあると聞いたので。
審査員は報酬を受け取っていないらしいので、雑な審査をしてしまう方も一定数いるようです。そこまで考慮した申請書を作成できると良いかと思います。
いまのうちから業績をあつめよう
修士2年までで業績をたんまり持っている人は少ないです。よって、学部、修士課程の間に少しずつでも良いので業績をためて置くと、学振で良い思いを出来るかもしれません。
具体的には論文や総説の執筆、学会での発表などですね。学振に申し込もうと思っている人はその旨を指導教員に伝えて、積極的に発表の機会を作ると良いと思います。
あとは外部資金の獲得などでしょうか。私が申請書を頂いた人のうちの1人は、外部資金を取っていたのですが、やはり見栄えは良いですよね~。外部資金を取ってこれるくらい優秀なんだな、じゃあ学振もあげちゃおう!みたいな安易な考えもありそうな気がします(笑)
ちなみに私は国際学会での口頭発表に向けて、英語をしゃべる練習をオンライン英会話でおこなっていました。
無料体験できるものをまとめていますので、ぜひ活用してみて下さい。
学振の評価書について考えよう
学振の申請書はほとんど自分で書きますが、評価書だけはあなたの指導教員に書いていただく必要があります。
この評価書ですが、ちょっと複雑です。研究室によって、評価書を作成する際のスタイルが異なります。
具体的には、「指導教員が全て書いてくれるパターン」と、「あなたが大筋を書く必要があるパターン」、または「あなたが全て書かなくてはならないパターン」など複数のパターンが存在します。
自分の指導教官はいったいどのパターンに属するのかは、早めに把握しておきましょう。
私の場合は3つ目のパターンで、ほとんど私が執筆しました。あとは先生が少し肉付けして、それを私が確認、先生が電子申請をする、といった感じです。自分を褒めちぎるのはなかなか難しかったですね~(笑)
ちなみに自己評価を把握するには「リクナビNEXT」のグッドポイント診断がオススメですよ。無料のメールアドレス登録でサクッとできるのでお試しあれ。
自分で評価書を書くのって結構難しいし時間がとられます。もし自分で書く必要がある場合は、早めに書き始めておくと良いと思います。
学振の提出は電子申請にておこなう
2月半ばに書類をダウンロードできるようになり、4月ごろになると電子申請用のページが使えるようになります。
2018年度、学振の結果発表の時期を予想
例年、10月半ばごろに一番最初の発表があり、「合格」「面接」「不合格」が告げられます。
近年のデータはこんな感じです。
2017年10月16日 第3月
2016年10月14日 第2金
2015年10月16日 第3金
2014年10月16日 第3木
2013年10月17日 第3木
2012年10月18日 第3木
15日前後の月、木、金曜日のことが多いようなので、2018年は10月15日(月)、18日(木)、19日(金)あたりが怪しいですね。
薄い根拠ですが(笑)
面接の場合は12月頃におこなわれるので、入念な準備が必要です。
学振の採用者はチェックできる
実は学振に採用された人の名前はチェックすることができますよ。私は申請する区分を決める時に、過去の名簿を参考にしました。
みなさんもコチラから是非覗いてみて下さい。
学振不合格を考慮して今のうちに副業を始めよう
さて、これまで学振を提出するまでの道のりを書いてきましたが、学振を勝ち取るのってめっちゃ大変なんですよね。
最近だと大体、申請者の2割しか合格しません。
博士課程に行く人の2割ですからね。超優秀じゃないとだめです。
じゃあ博士課程の生活はどうすればよいのか?というと他の奨学金を狙うことになります。しかしほとんどのケースではもらえる金額が学振よりは安くなってしまいます。
貯金も減るだろうし、給付の奨学金がゲットできなかったら、貸与の奨学金、すなわち借金をする必要が出てきますね。
25歳にもなって借金をしながら学問をやるというのは、なかなかしんどいんですよね~。
こうなってしまう可能性を考慮して、私は修士1年のころから副業を開始しました。
ぶっちゃけ、副業くらいやっておかないと、学振を仮に取れたとしてもしんどいと思うんですよ。
ということで、以下にオススメの副業をまとめるので、是非実践してみてください。
ちなみに博士課程にこれからいく、在学しているという方限定ではなく、全ての忙しい学生が副業に取り組むべきだと思っています。
特にポイントサイトで毎月1万円貯めるのは超簡単です。やっていないのは大損なのでこれを機会にはじめましょう。博士課程の学生にとっての一万円って恐ろしく大金ですからね~。
ポイントサイトのクレジットカード案件
ポイントサイトとは、ある一定の成果をあげるとポイントをゲットできるサイトです。あやしげーなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。広告モデルについてきちんと勉強するとわかります。
ただし、中には怪しげなサイトがあるのも事実。私が紹介する、ちゃんとしたポイントサイトを使っていれば安心安全ですよ。
オススメはいくつかあるのですが、そのなかでも特にオススメのポイントサイトが「ポイントタウン」です。
その理由はGMOが運営しているポイントサイトだからです。超優良企業が運営しているポイントサイトなので安心して利用できますよ。
またポイントサイトでの稼ぎ方を簡単に説明しておくと、「クレジットカード案件」に参加するのがオススメです。クレジットカードの申し込み1件で1万円くらいゲットできます。5分くらいで1万円ゲットって超お得ですよ。
ただしクレジットカードを発券しすぎると、マネーロンダリングを疑われて、新規カードが発行できなくなります。月に1件程度がオススメだと言われていますし、私はそのペースで利用していますよ。
ちなみに、アンケートに答えると微量なポイントが貰えますが、はっきりいってコスパ悪いのでオススメしません。
初心者はクレジットカード案件一択です。中級者向けに他の方法もあるのですが、ややこしいのでここには書きません。知りたい方はtwitterでDMください。
高時給のアルバイトを探す
カフェバイトのような低時給バイトは今すぐやめましょうね。
やるなら時給の良い家庭教師一択でしょう。次点で、塾講師などですかね。これとポイントサイトを組み合わせるのがベストかなと考えています。
ちなみに「マッハバイト」で登録して条件を満たすとお祝い金がゲットできますよ。これもなかなかうれしいですね。
投資にチャレンジしてみる
私のブログを読んでいただくと分かると思いますが、仮想通貨に結構投資しています。
まだまだ世間的には「怪しい」というイメージが強い仮想通貨ですが、テクノロジーの視点からみるととても興味深いです。
「最新のテクノロジーに触れながら、お金が増やせるかもしれない」
これ、結構魅力的だとおもいませんか?
実際、価格変動が他の金融商品と比べて激しいので、多額の現金を突っ込むのはオススメしません。リスクもありますよ。勉強だと思って私は始めましたが、うまくお金を増やすことができました。
リスク分散の観点でいうと、オススメはZaifという取引所の積立投資ですね。一定の期間毎に指定の通貨を購入することで、時間というリスクを分散させることができます。また、ドルコスト平均法によるリスクヘッジも期待できるので良いと思います。
経済の勉強をしようというきっかけにもなったので、金銭以外のリターンを得られたのは良かったですね。あとは「仮想通貨さわってるよ!」というとまだまだ珍しいのでネタにすることもできます。これ、他の人に興味をもってもらうきっかけになるので、意外なメリットですよ(笑)
無料で登録できるので、興味のある方は登録しておきましょう。zaifは登録に時間がかかることで知られているので、他の取引所「ビットバンク(bitbank)」も同時に開設しておくと良いですね。
最後に
以上、「博士課程に向けて学振DC1の申請書を提出したのでその経験を記すよ」というタイトルで学振dc1の経験談をご紹介しました。
わたしは若干スタートダッシュがおそかったせいか、提出締め切り間際はかなり焦りましたね~。記事中でも書いている通り、早め早めの対策で学振を勝ち取りましょう。
またリスクヘッジとしての副業もはじめましょう。今のうちにポイントサイトやアルバイトでお金貯めておくことも必須ですね。
私の結果は2018年度の10月にでます。受かっても受からなくても記事にするつもりなので、楽しみにしておいてください(笑)
それではまた!
—今日も元気につぶやき中—